2015年8月7日

Seattle


息子がシアトル入りして2日目、朝5時から近くの小学校のバスケコートでコーチや中学生達と練習した模様。現在サマータイムな上に日の出も早いので、夏休み日本にいたら寝ていただろう時間を有効に活用できています。




サマータイム、アメリカでは daylight saving timeと言い、イギリスの summer timeという表現と比べると、何だか省エネ的な表現に聞こえます。

で、親としてはシアトルの事を知りたくて、毎日シアトルの天気を調べたり、The Seattle Times を読んでしまうわけですが、昨日のThe Seattle Timesの記事に、銃を持った窃盗犯を警官が射殺 というニュースがありました。

その記事を読んで興味深いと思ったのは、記事の締めくくりに「撃たれた窃盗犯は白人で、撃ったのは黒人警察」とわざわざ記してあった事。

ここでわざわざ人種を特記するのも、かえって人種差別してますよ〜的で不必要な感じもするのですが、私が思い出したのは、昨年ニューヨークで起きたある事件。

 



NBAの選手が着ているお揃いのシャツに書かれた "I can't breathe." 「息ができない。」

これは、昨年ニューヨークで起きたエリック・ガーナー窒息死事件で、薬物販売脱税の罪に問われた黒人のガーナー氏を警察官が逮捕する際に絞め技をかけ、ガーナー氏が何度も "I can't breathe!"と言いながら息絶えたというもの。この事件で絞め技をかけた警官(白人)やガーナー氏を見殺しにした警官達(白人)は無罪になり、それが大衆の反感をかう事になる。
たくさんの著名人も抗議していましたが、特にアフリカンアメリカンの選手が多いバスケ界での関心も高かったようで、大学生選手やNBA選手達もこのようなシャツで試合会場に現れました。そして逆に、国民的英雄選手がそのようなシャツを着て公の場に現れた事に対する抗議もありました。
どちらの味方になってもそれに反対する人々がいるわけですし、 難しい問題です...。





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