2014年12月31日

イギリスからレッスンアイデア(その②)

11月PVクラス

ベッキーが考えてくれた穴埋めアクティビティーを行いました。
単語カードをたくさん用意し、ボードに書いた文章の空欄に適切な単語を選んで入れるというもの。

例えば
I can see a (       ) cat.  の中に、 run, hot, enjoy, white  の中から何が入りうるのか考えよう! というもの。
まず文法的にみて形容詞が入ること、英文全体の意味を考え適切な意味の単語を選ぶこと。

英検にもよくみられる問題形式ですが、同じ問題でもワークシートでなく手書きのカードを並べ替える形式にしたり、ホワイトボード上で問題を解かせるなど、手作り感を出す事で子供の食いつきが全然違ってきますね。

数をこなす事を優先して最近ワークシートを多めに行っていたのですが、少し手間をかけてこの様なアクティビティも入れていこうと思いました。

レッスンアイデアを上手くまとめたノートを作って置いていってくれたので、今後活用したいと思います。

ベッキー、ありがとうね!



2014年12月18日

イギリスからレッスンアイデア (その①)

11月のレッスン報告をしなければと思いつつ、早くも師走に入ってしまいました。

先月はイギリス人ベッキーがアシスタントで入ってくれました。

1-2年生は英語でコミュニケーションを取るまではいかないまでも、日本語で話しかけるなど積極的に歩み寄ってくれていました。(コミュニケーションを取ろうとする気持ちが大事。)

レッスンでは宿題チェック、音読チェックを行った後、
"like" / "not like" 
を使った簡単なワークを行いました。
まずは紙に、I like 〜/ not like 〜 の目的語にあたる物を子供達にたくさん描いてもらいます。食べ物でもキャラクターでも動物でも何でも構いません。

そして、今度はそれを口頭で I like Pokemon.   I do not like green peppers.  というように目的語を適切な位置に当てはめて言ってみます。


そして最後に白紙に自分の顔を描いて、like / not like を使った文書を書き加え発表。文字を書くのに時間がかかったり自分の似顔絵を描くのが恥ずかしかったりして手間取ったのですが、なんとか完成。(*ˊᵕˋ*)੭





英語で質問されても、ただ頷いたり"Yes."というのが精一杯だったりでしたが、Beckyは「子供達は簡単な英語は理解できてるね。」と言っていました。
CDなどで聞く英語やリスニングテストを聞き取るのと違い、実際に話者の顔を見ながら理解しよう!という気持ちになるので、子供達の集中力も意欲も違っていましたよ。






2014年10月31日

Trick-or-Treating

2年ぶりのTrick or Treating!

昨年は近所のクリーニング屋さんや美容室が「今年はやらないんですか〜。」と言ってくれたり、子供達も「今年はお菓子もらうのしないの〜。」と言ってきたりしたのに、私用が重なって断念。内閣府交流事業の受入が重なったり、海外から友達が遊びに来たり、大人英会話講師の仕事が入ったり、時間に追われて余裕が無かったけれど、今年はどんなに忙しくてもやろう! と意気込んで....

復活できて本当に良かった! ちょうどBeckyの滞在時期と重なって、子供達も喜んでました。曜日と時間が合わず、参加者は少なかったけど、一緒に廻った保護者の方からも差し入れがあったりとsurpriseありのTrick or Treatingでした。本来は私が全面的にお世話しなきゃいけないのに...。本当にありがたい事です。 
今年もこちらが予め用意したお菓子以外に自腹でご用意くださったご近所さんがおられたり、子供達の頭を撫でて話しかけてくれる人がいたり、新たにご協力頂けるお家ができたりと、ほんと素晴らしいご近所様に感謝〜 (˘▿˘)♫•*¨*•.¸¸♪ です。



2014年8月25日

〜Growing Vegetable Soup〜野菜を育てよう

幼稚園クラス

先月から今月にかけてCTPのSee How It Growsを読んでいます。
子供達が Growの概念を理解したところで Lois Ehlert著のGrowing Vegetable Soupを読みました。野菜スープを作るのに必要なレシピを種や苗から育てるという話。本は各ページ全面派手なグラフィックアートでできていて、白紙部分がありません。インパクトの強い絵本。



想像していたより子供達の食いつきは良かったです。冒頭で蒔いた種がページを追う毎に育っていく様子が上手く描かれていますが、各々の頁をよく見ていないと、どの種がどのような姿に育っていくのか見逃してしまうのでしょう。「トマト大きくなった!」「花咲いたで。」と言いながら、しっかり絵本を見てくれました。

本中の pick / cut / put in という動詞に野菜名を入れてセットフレーズで覚えました。

先日のリトミック講習会で、幼児期は実際に手を使って作業をしたり五感を使ったりする事が脳の発達に大切だと教わりましたので今回は実際に"cut"を実行。

本当は種から育てて、摘んだ野菜でやりたいところですが...。

色画用紙を切って野菜の教具(?)を作り、

それらを子供達にはさみで切って、お鍋に入れてもらいます。

子供って切る事が好きなんですね。楽しい!楽しい!」と喜んでやっていました。

単語1つにしても、カードや機械を使うより実際に五感を使って覚える方が身に付くそう。フラッシュカードより実物、youtubeより自分の指でめくって楽しむ紙製の絵本です!



子供は育てる事に興味のあるのでしょうね。私が玄関脇に植えたミニトマトの成長を毎週見守っていた子がいましたよ。トマト欲しいというので、"Pick them!"といって、摘んでもらいました。



#英語 #香芝 #子供

2014年7月22日

中学英語 その①

 本日3月で卒業という事でお別れした生徒さんが一名、通知表で英語5をもらって夏休みの間だけレッスンに戻ってきました!

 この生徒さん、幼稚園の頃は絵本の暗唱もなかなかしてくれず、インプットが十分でないのかなぁと心配した時期もありましたが、ゆっくりと積み上げていった物は大きかったようです。私も特に中学校英語をターゲットにレッスンしていたわけではないのですが、着々と基礎英語力をつけてくれていたようですね。嬉しい❕ 
 もともとノートを取るのが上手く、私の余談もきちんとメモする子だったので、全ての教科において強いだろうとは思っていましが、聞くところによると、英語で5をもらうのって然程簡単では無いようですね。テストの点もさる事ながら、ノート整理や授業中の発言など、英語が大好き!という態度が先生に伝わらないと内申点も上がらないようです。塾通いで英語を先取り学習している生徒が大半の中、良い評価を頂いたのは素晴らしいと思いました。

  さて、本日の小5レッスンは 「副詞」 です。

 「副詞」って日本語に置き換えて考えると、小学生には少し理解し辛いかもしれません。頻度を表す副詞は比較的わかり易いのですが、 fast, slow,well 等、形容詞にも使われる語も多い為ので子供達は「形容詞」と混同しがち。同じ語でも用法が違う事、文の中での位置や意味によって形容詞なのか副詞なのか見分ける力も必要です。副詞は時間をかけて学習していきたいと思います。

  今日は単語や文書を組み合わせ、副詞を入れた単文を作る作業をしました。単語の中から主語となる代名詞を選び、動詞または動詞の入った文書を選び、最後に副詞を選んで組み替え作文。 音声でいくばくか副詞が入っているとはいえ、やはり副詞の位置を間違えてしまう生徒さんもいました。
  間違えた場合は、まずは文法を理解し、次に正しい文章を何度も音読して日本語の意味と共に徹底的に耳から頭にいれてしまいましょう。





  主語に"she"を選んだKちゃん、sepak English でなく speaks English という札を選んでくれました。文法上の3人称単数は教えていないのですが、やはり英語が音で入っていると強いですね。"well"の位置も間違わずに組み込んでくれました。





2014年5月18日

リトミック

  今日は以前から気になっていたリトミック講師養成講座へ。

  なんとなーく勝手に内容を想像していたのですが... 実際行ってみると私の想像を遥かに超えた素晴らしいものでした。本日受けた正味3時間の講習の中にも「英語のクラスで使える!」と思えるものが幾つかありました。

  リトミックの手法を英語クラスにも取り入れていきます!


  受講されていた方々も、幼児サークル講師の方、中学校の英語教師、吹奏楽部顧問、保育士さん、学生さん等、業種も様々...。みなさんいろんな分野でリトミック効果を期待されているのでしょうね。講座の内容は2−3歳児向けでしたが、もっと年齢の高い子供向けのクラスや、音楽とは無関係な分野でも役立ちそうです。

  市内でこんな講座を受けられるなんてありがたい。

2014年5月14日

Pete the Catシリーズ

昨年初学者向けの英語の絵本を検探していると、ソングライターで絵本作家としても活動を始めたというEric Litwinという方サイトにヒット。

Pete the Catという紺色の猫を主人公にした本が有名なようで、今もシリーズで出版されつつあります。そして彼の詞に挿絵を描いたのがJames Dean さん。あのジェームス・ディーンと同姓同名!

まず購入したのがこの2冊。


 


左の本 I love My White Shoes 
主人公は猫のピート。彼が苺の山や泥の中を歩く度、彼の真っ白な靴がいろんな色に染まってしまいますが、Pete は気にするどころかどれも「いいね〜!」という態度で受け入れます。米国アマゾンでもレビューが500超!と小学校や保護者からの指示も厚いようです。


下記は作者による朗読ライブ。随所に歌が入っていたり、子供達の応答が入っているところがいいです。日本語訳も出ていて、同じく歌を交えた読み聞かせ会が開かれているようですが、やはり原作のリズムが好きです。



いろんなアクティビティに応用できそうなので、レッスンにも取り入れていきたいと思います。


もう1冊、右の Pete the Cat and His Four Groovy Buttons 

表紙にある銀メダルは The Theodor Seuss Geisel Award というアメリカの図書協会からの賞で、読み易い絵本の中で最も優れた本に贈られるようです。往年の受賞作品をみると、教訓や道徳的な要素を描いた本というより、大人が読んでも楽しめるようなユーモアやひねりのある作品が多いように思います。
教室で何度かリーディング教材として使ったMo Willems の作品も複数回受賞しています。

他にもPete the Catシリーズを購入してみましたが(ついでにPeteのマスコットも!)どれも英語初学者にとって読み易い本ばかり。

エリック・リトウィンさん、これから色んな作品を作ってくれそうで楽しみです。


#Pete the Cat  #香芝 #英語

2014年3月25日

Commencement


6年生の生徒さん達から花束とお手紙を頂きました。親子サークル時代から生徒さんでいてくれた子は延べ10年のおつき合い。これからもっと英語を学ぶ事が楽しくなって、英語力も伸びていく事を確信しています☆ 
小学生、graduation (卒業)でなくcommencement (始まり)という事で。

2014年3月7日

My Heart is Like Zoo Mobile

2月の幼稚園クラスで、Michael Hall著のMy Heart is Like a Zoo を読みました。

   Quiet as a caterpillar.  
   Brave as a lion.  
   Crafty as a fox. 

 等々、夫々の動物名前と特徴が一文で表され、各頁いっぱいにハート形のみで作られた動物が登場するという視覚的に楽しめる絵本。

肝心の意味を考えるより、夫々の動物が幾つのハートで出来ているか数えたり、ハートだけでこんな色んな動物が作れる事に感心がいってしまった様です。文自体も内容が抽象的であったり、その動物に対する印象が欧米的であったりするので、高学年になったら、再度深く読んでみたいと思います。

毎回クラスの最後に、大小様々なハート形にカットした色画用紙を用意し、子供達の発想に任せて色々な動物を作り、モビールを完成させました。
 

 

#My Heart is Like a Zoo  #Picture #ESL  #子供 #英語

2014年2月7日

幼稚園クラス / Lemons Are Not Red


幼稚園クラスでは、クリスマスにプレゼントした Laura Vaccaro Seeger著の 
Lemons Are Not Red を紹介しております。頁をめくる度、赤いレモンが黄色になったり、灰色のフラミンゴがピンクになったり...。 英文は

Lemons are not RED.  Lemons are YELLOW. 
Flamingos are not GRAY  Flamingos are PINK.

Grass is not BLUE.  Grass is...

という調子で肯定文、否定文の繰り返し。

昔、同僚の子が幼稚園で青いリンゴを描いたら、「○○ちゃん、リンゴは青じゃなく赤でしょ。」と保育士に言われ、園の指導に疑問を抱いたという話を思い出しました。
果たしてレモンは黄色でなくちゃいけないの? いえいえ、いいんです。レモンは青でも黒でも紫でも。それより、こんな当たり前な事が絵本の題材になるのは面白いな〜と思います。大人にとって、レモンは黄色、象は灰色なのは当たり前。でも子供達は「どうして空は青いの?」「どうして象は黄色じゃないの。」と不思議に思っているかもしれません。もちろん、フラミンゴがピンク色だったり、草が緑色なのには科学的な理由があるんですけどね。


月の色が日本では「黄色」と表現されるのに、欧米では「灰色」だったり「銀色」だったりするのも、文化の違が感じられ面白いなと思います。

子供達も最後の頁の仕掛けに気付いたようで、視覚的にも楽しめる絵本でした。



2014年1月7日

Foggy Foggy Forest

昨日は今年初めてのクラス。今年もよろしくお願いします。

小1生徒の宿題をチェックしていると、なんだかみんな昨年と比べてちゃんと読めている! 

毎回クラスの冒頭で、What begins with "A"? と問い、指示したアルファベットから始まる単語を幾つか挙げてもらうのですが、毎回みんな競うように覚えてくるので、語彙もどんどん増えているようです。「Kから始まる語は?」という問いに、時々"cake"や"car"と答えたりしてしまいますが、それは音と文字の関係に気付いているから、ある意味良い間違いだと思います。

これからは少しずつ英語の綴りに慣れる為、ライティングの時間も入れていきます。1年後には英語で一行日記を始められるように!

絵本を模索しているとたくさんの楽しい絵本に出会うのですが、昨年見つけた絵本、Nick Sharrat著のFoggy Foggy Forest 。みんな冬休みの間に動画を観てきてくれたのでしょう。すっかり歌えるようになっていたので、一緒に読みながら各頁毎にryiming(韻)を探してみました。