2014年2月7日

幼稚園クラス / Lemons Are Not Red


幼稚園クラスでは、クリスマスにプレゼントした Laura Vaccaro Seeger著の 
Lemons Are Not Red を紹介しております。頁をめくる度、赤いレモンが黄色になったり、灰色のフラミンゴがピンクになったり...。 英文は

Lemons are not RED.  Lemons are YELLOW. 
Flamingos are not GRAY  Flamingos are PINK.

Grass is not BLUE.  Grass is...

という調子で肯定文、否定文の繰り返し。

昔、同僚の子が幼稚園で青いリンゴを描いたら、「○○ちゃん、リンゴは青じゃなく赤でしょ。」と保育士に言われ、園の指導に疑問を抱いたという話を思い出しました。
果たしてレモンは黄色でなくちゃいけないの? いえいえ、いいんです。レモンは青でも黒でも紫でも。それより、こんな当たり前な事が絵本の題材になるのは面白いな〜と思います。大人にとって、レモンは黄色、象は灰色なのは当たり前。でも子供達は「どうして空は青いの?」「どうして象は黄色じゃないの。」と不思議に思っているかもしれません。もちろん、フラミンゴがピンク色だったり、草が緑色なのには科学的な理由があるんですけどね。


月の色が日本では「黄色」と表現されるのに、欧米では「灰色」だったり「銀色」だったりするのも、文化の違が感じられ面白いなと思います。

子供達も最後の頁の仕掛けに気付いたようで、視覚的にも楽しめる絵本でした。