2012年2月16日

My Heart Is Like a Zoo

今月はバレンタインデーにちなんで、低学年クラスで Michael Hall著の My Heart is Like a Zoo を読みました。 

本の内容は、私の好きな本の一つである Quick as a Cricket と良く似ています。人間の性格と、その性質を持つ動物が例えとして順に描かれています。(e.g. Strong as an ox.  Crafty as a fox. etc.)


My Heart is Like a Zooは、それらの動物が全てハート型を組み合わせて描かれているので、英文そのもの以上に形が楽しめる本です。
そして、日本で学問の神様と例えられる「ふくろう」が、この本でも同じようなイメージで捉えられているのが興味深かったです。羊などもそうですが、動物によっては日本と欧米で捕らえ方や印象が違う場合もありますので。

 低学年クラスで、この本を参考に、ハート型だけを使用して動物作ってみました。

ハートのタグに動物名を書き、クラウドに鳴き声も書き加え、紐に貼り付けて吊るすと可愛い♪




1、2年前に発行されたばかりの比較的新しい本なので、まだ巷で見かける事も少ないのですが、book trailer(動画)がありました。

2012年2月10日

Vision Training

先週ある講演会で面白いお話をたくさん聞いてきました。
中でも興味深かったのが、目の機能を高めると学習・運動能力も上がる、というもの。

 耳で聞いた情報を与えられた選択肢の中から探し出す。(聴覚から視覚への連動) 
 アルファベットの形や単語の並びを見分ける(視覚と認知)
 点と点をきちんと結ぶ(視覚を手の動作に連動させる)

等々...。

なるほど、いつもの英語のワークシートを少し作り変えたり、やり方を変えるだけで英語以外の部分でも効果がありそう。その結果、英語を読む速度が上がったり、ノートを取るスピードが上がったり、集中力や記憶力が鍛えられる事で英語力の向上にもつながりそうです。

という事で、早速幼稚園児に役立ちそうな事をクラス内で実践。


◆幼稚園クラス・デスクワーク◆
(アラビア)数字は読める?と聞くと、10くらいまでなら分かる、と言うので、点つなぎ(Join the Dots)を英語で。これを単純に1から順につないでいくのではなくて、"Join the number three and four." というようにランダムに数字を挙げて指示する。 1~4くらいまでは、即座に見つけられるのですが、7や8ともなると、案の定、one, two, three....と順に数えて探してます...。


市販のワークシートは1から順に並んでるので、次回からは数字を順 不同に並べ変える必要がありそうです。アルファベットでも同様の作業をしたいので、アルファべットの認識もできるようになれば、そちらも順不同に作りかえたもので作業する予定(アルファベットも”A”から順に歌って探す子がいるので)。

ワークシートは、色々なタイプを作り毎回生徒に好きなものを選ばせると、飽きずに長続きするし自分のワークに責任が持てる、という様なお話も中学校の先生から頂きました。「点つなぎ」ひとつにしても、隣の子と同じ形でなく違う形が出来上がったら、子供にとって楽しいでしょうね。

と能力開発に目がいきましたが、絵本は情緒教育、洞察力が養えますし毎回レッスンに欠かさず読んでいきたいと思います。