2011年12月22日

Dear Santa

幼稚園・低学年クラスで Rod Campbell著のDear Santa を読みました。こちらは幼児が大好きな仕掛本で、フラップをめくるとtoo big やtoo smallなどという形容詞と共に中のプレゼントが見られるようになっています。

低学年クラスは Longman Picture DictionaryよりToyの語彙学習とWhat is your favorite toy? のセンテンスによる対話、及びtoyを別のカテゴリー(sport/fruit/vegetable)等に直して応用。

幼稚園クラスでは、自分の好きな 「小さなプレゼント」 「大きなプレゼント」を描いてフラップカードを作りました。

幼稚園クラスは、魔法の杖(magic wand)を使って他人を動かす(?)事で動詞の語彙を増やしたり声に出したりする練習。この杖を持った人の言う事を聞かなければなりません。普段なかなか指示を聞いてくれない子も、この杖を使うと面白い程従ってくれます。順番に杖を回して行ったのですが、みんな自分の番が待ちきれない様子で "run/swim/walk/jump" 等自分の知っている語彙を使って"spell" をかけるのを楽しんでいました。

2011年12月7日

Jingle Bell Rock

4年生クラス

今月の歌
生徒達のリクエストにより Jingle Bell Rock にしました。
1回目は歌詞を読みながら、みんなで Find rhymes!

ring / swing      square / air     fun / begun
chime / time    bright / right / night
clock / rock    jingle / mingle        bell/swell ......

同じ音で終わる語を探して下線を引かせました。 いくつ見付けられたかな?

ジングルベル・ロックは、いろんな人がカバーしているのですが、教室で歌うのはこのバージョン↓  
歌詞の意味(といっても特に意味は無いのですが。)をさらっと流して、歌いました。

BBカード
この日はハート7番より、文の書換えをさせました。
Yacht is younger than boat by ten years.
5歳若いに直してみて ↓
Yacht is younger than boat by five years.
自分の家族に置き換えてみて↓
My brother is younger than me by four years.
自分を主語にしてみて↓
I am older than my brother by four years.

簡単だったかな。みんな直ぐ出来ました。

2011年11月16日

Kinder Class / Group Reading

今月の幼稚園クラスは、ストーリータイムに Eric Carle著の絵本 From Head to Toes を使い、体のパーツ名称とそれを使った動作を導入しています。

この日は、たまたまCanadaから昔の友人が来ていたので、From Head to Toesを動作を一緒につけながら読んでもらいました。読み終えた後、
「可愛いなぁ、もっとやっていい?」
と言うので、続くCTPのリーディング指導、Sight Word Readersの情景描写の確認もお任せ。(というわけで、動画を撮る余裕ができました^^)
それから色や形、数字の復習を兼ねたアクティビティ.... と彼のペースで進んだ為、少しカリキュラムから逸れてしまいました。でも子供達は既に知ってる事を問われると大喜び!そうなんですね...。新しい事を次から次へ教えていきたいという思いもありますが、時には復習を兼ねた簡単な遊びをするのも、この年齢の子には大切なのですね。
2年間日本の高校で教えた経験があるものの、小さな子に教えた経験は少ないはず。でも本国でたくさんの姪っ子甥っ子の相手をしているだけあって、幼児達の相手はとても上手でした。


I Can Read (CTP)

2011年11月9日

Can I Play Too?

4年生クラス
課題絵本Can I Play Too? のドラマリーディングの様子。

登場人物とナレーション(擬音語)4役に分け、皆がそれぞれ全てのパートを交代で受け持ちました。本を与えて読み始めた頃は 台詞が少ない役や、ソロを避けたりしていたのですが、1ヶ月を経た頃には、「どのパートになってもソロで大丈夫!」と皆自信を持っていました。
「みんな声優さんになってね~。台詞を棒読みするんじゃなくて、ちゃんとキャラクターになりきって。」
と言う以外は特に何も指導しなかったのですが、アクションを加えたり、台詞を間違えたり忘れたりした時も、他の子が促してストーリーを進ませる等、自主的にに工夫していました。

以前扱った "There is a Bird on Your Head"と同著者 Mo Willemsはセサミストリートの元スクリプトライター。ストーリーは皮肉の中にも笑いがあって、子供達には受け入れられ易いようです。

2011年11月1日

Trick or Treat

ご近所にお願いして毎年行っている Trick or Treating。今年も無事終わりました。
お店や一般家庭にお願いして、12件程回りました。
当日、近所の交番に用意したお菓子を持って行き、子供達が来たら渡してもらえないかお願いしたら、「事件等が無ければ駐在してますので、大丈夫ですよ。」と快く引き受けてくれました。

その上、親切にも別途たくさんのお菓子を用意しておいて下さいました。

平和な街のハロウィン...平和な街で良かったです。

2011年10月5日

Chicken Pox

9月はアメリカ人ボランティアがクラスに入り、読み聞かせや音読指導の時間を多めに取りました。まだ4-5歳の子が簡単な単語を読んだり、語頭の文字から音を推測したりするのを見て少し驚いていました。(ちなみにフォニックスは全く教えていません。)
CTPはUnder the skyを導入。今回は暗誦できる子はいませんでした。まだunderの概念が分かり辛いかもしれませんが、前置詞が沢山使われている本を今後も読み聞かせに利用するので徐々に身につけていってくれたらと思います。
Storytimeは Itchy, Itchy, Chicken Pox。タイムリーに水疱瘡にかかった生徒もいました^^)  ダンボールで作った人形に服を着せ、"under my shirt" "under my sock" と言いながら人形の服の下に書いたspot を見せたり...。でも"under"よりも"itchy"の方が印象に残ったようです。今月の歌"Mosquito"にも出てきましたし。
9月は中秋の名月という事もあり、もう一冊 "Goodnight Moon"を読みました。心地良く聞こえるのは、全てのセンテンスが韻を踏んでいるからでしょうか。英語圏の歌は動揺だけでなくポップスやロックミュージックも韻を踏んでいます。日本語の歌をそのまま英語に訳して歌っても、なぜかしっくりこなかったりするのは、そのあたりが原因かも。ちなみに「上を向いて歩こう」の英語版は、ちゃんと韻を踏んでいて、訳した人はちゃんと考えてるのだと感心しました。
Goodnight Moon は教室のライブラリーにCD付きで置いてありますのでご利用下さい。

2011年9月9日

We Can Make Graphs

今月は低学年クラスで CTP "We Can Make Graphs" を取り上げています。

3年生を対象にした時は、12月と1月それぞれ1ヶ月間のお天気をチェックし sunny/cloudy/rainy snowy に分けて どのお天気が何日あったかをグラフで表し比較しました。

今回は、マーブルチョコレートの色をグラフにしてみました。

A軸に数を、B軸に色を書きます。(アルファベットが書けない場合は色塗りで。)
マーブルチョコを開封し、各色がいくつあるか英語で数えながら色塗り作業。 早く食べたい!でも正確なグラフを作らなきゃ、と何度も数え直しながら出来上がり!

来週はこのグラフを見ながら "How many" のセンテンスを使って数を問います。
今月はアメリカ人2名がレッスンに入ります。緊張するでしょうけど、がんばって答えられますように。

2011年8月29日

How to Make a Pancake

夏休みの教室イベントとして、"How to Make a Pancake" と題し 自由参加でホットケーキ作りをしました。 CTP絵本 "How to Make a Mudpie"  の応用です。

まずはコックさんの帽子を作成。画用紙を頭囲サイズの円形にし、キッチンペーパーを貼り付け先端を寄せて輪ゴムで固定しひっくり返すだけ。

次にホットケーキの材料を揃える為に英語で買い物ごっこ。4年生が店員さんに扮し幼稚園児と低学年を相手してくれました。
材料と道具名を英語で確認した後ホットケーキ作り。もう少し英語でかけあいながら進めたかったのですが、子供達はとっとと作り出してしまいました。まあ楽しいが一番でしょう。

食べ終わった後は、余った時間に4年生が小さな子に読み聞かせしてくれました。その後、それぞれが絵本を一冊皆の前で音読発表。 初対面の子もいる中で、恥ずかしがるかと思ったら、皆挙手をして積極的に読んでくれたのが嬉しかったです。

あっという間でしたが、高学年が低年齢の子を助けたり、小さな子が大きな子に興味を持ったり、時々異年齢で作業するのも、色々な面で双方にとって良い影響がありそうです。

2011年7月11日

How to Make a Mudpie

今月の幼稚園クラスはCTPのHow to Make a Mudpie を使い、How to Make a Pancake(ホットケーキの作り方)を学んでいます。
口語では "We(you) need suger. " などと"some" を言わない方が普通なようですが(ネイティブ談) このように材料をリストアップして言う場合などは "We(you) need some flour (suger/ baking powder)." などと言っても不自然では無いそうです。
まあ幼稚園児に細かい説明はせず、センテンスを塊で言えて大まかな意味が分かればOKでしょう。

先週 材料・道具名を取り上げましたが、今日復習したところ、記憶率は50-60%というところでしょうか。

◆単語を覚えさせ、発話させる方法
これは先月いたイギリス人先生からの伝授ですが、子供に単語カード等を一覧にして見せておいて、団扇などで隠したすきに一つだけ取り除いて 「さあ、何が無くなったかな?」 などと言って当てさせるんだそう。 そうすると子供は集中して単語を覚えようとし、更に声に出して言おうとするので効果的なんだそう。
そこで、普段使っているカードを並べて実践。

無くなったカードは何だったか、一生懸命考えてる(笑)。すごい集中力!
ladle, spatulaなど、覚えるのは大変ですが、逆に和製英語になっていないので英語らしい音で答えてくれます。 "You need some eggs." などと、なんとなくセンテンスで言おうとするところが可愛い。



先月はWhat Makes a Rainbowを読んでもらいました。「幼稚園クラスが一番楽しい。」と言っていた彼女。イギリスで英語の先生してたら生徒は大人ばかりで、子供に教えるって経験ができないですもんね。

2011年6月24日

Interview with ALT

英語で英語圏の人にインタビューしよう! という事で 奈良県内の英語講師と国際交流員が主催するイベントに4年生の生徒を連れて行ってきました。
それぞれの国の人から生の声で社会を勉強する良い機会。下記のような質問をイギリス人と一緒に考えました。それぞれの国を知るのが目的なので、教科書に載っているような個人的な質問(年齢や家族など)は無し。これを冊子にして、「できるだけ沢山の国の人にインタビューしておいで~。」と背中を押す。

Q1. What is your name?
Q2. What is your national language?
Q3. Are any other languages spoken?
Q4. What is the capital city?
Q5. Do you have a royal family?
Q6. What is the weather like?
Q7. What is your national flower?
Q8. What is your national sport?
Q9. What festivals do you celebrate?
Q10. What is a popular traditional dish?(or type of food?)
Q11. What is country name best known for?

 "Excuse me. My name is ____. I study English after school.  May I please ask you a few questions about your COUNTRY?" と話しかけ質問開始。(中国・韓国・フランス人は日本語でOKという事で。)

でもいざ始めさせると、いろいろ困った点が...。

まず、生徒が名前を名乗ると相手は100パーセント "Nice to meet you!" と返してくるのですが、即座に反応できない、というかほぼ無視に近い状態で質問に入ってしまう...。教室でのロールプレイでは難なく "Nice to meet you too!" などと即答してるのに。実践の難しさを感じました。

また、恥ずかしさや緊張もあっただろうけど、恥ずかしくて相手の顔を見られない。特に最後 "Thank you for your time." とお礼を言う時も、下を見たり私の顔をチラ見したり...。
あと、これは私の誤算でしたが、相手の答えを(日本語でも)書き写すのに思いのほか多大な時間がかかってしまった。結果一人の先生に10-15分程の時間を費やしてしまう結果になり気を使いました。(殆どの先生がブースの管理をしながら対応してくれたので)子供の筆記スピードや要約能力というものを、もう少し考慮しておくべきでした。
終わった後に直筆サインをもらうのも楽しい

でも先生達は子供の相手は慣れたもの。とても協力的で、"Of Course!" と自国を紹介する資料や地図を出してくれたり、「こんなに質問されてすごく嬉しい!」と、自分の国の事を子供に分かりやすい言葉で熱心に説明してくれがりしました。
「その冊子欲しいんだけど余りない?」と聞いてきた方も。(予備作っていったらよかった。)
他にも反省点も多々ありましたが、インタビューした先生達は皆とても優しく、特に最初にインタビューしたアメリカ人のひとりが、他の国の先生方にも事情を話してくれていました。この人は子供の相手がすごく上手くて、恥ずかしがる子を巻き込んだり、始終寄ってきては生徒をからかったり、追いかけたりして遊んでくれました。

そしてインタビューは、必ずしも私の想像した答えが返ってくるわけでなく、勉強になりました。
Q5では、殆どの国は"No."と答えた上で、「昔はいたんだけど、首をはねられた!」(仏)とか、「今はいないけど昔は沢山いてね...。」(中)とか、「王室は無いけど、カナダにとってエリザベス女王は特別な存在なんだ。」とか、「いないけど、紙幣にはイギリスの女王が載ってるよ。」(NZ)と、単なる"No."だけでなく、大事な事をたくさん教えてくれました。


Q11で、何人かのイギリス人達が揃って "The Beatles" を挙げたのが面白かったのと、Kenyaの先生は子供達に分かりやすく "Lion King" を挙げてくれました。
  
あと、私も自分の外国に対するステレオタイプに反省した点がありました。Q11に対しニュージーランド人はKiwiを挙げるだろうと思ったのに、答えは山・海・ビーチ。インタビュー後チラッと「Kiwiって答えが返ってくると思った。」と聞くと、 「ニュージランドの人はKiwiなんて思い浮かべないわ。みんな見たことも無いし(笑)それよりGREEN(自然)よ!海や山、ニュージーランドは自然がいっぱいなの。それと羊もね(笑)」

ほかにも色々反省点はありましたが、それは次回に繋げていくとして、今回は生徒が勇気を持って初対面の人に接し、ほんのちょっとinteract できた事を誉めてあげたいです。こんな経験が今後の語学学習の意欲向上につながれば、と思いましたが、それは小4にはまだ早いかな。今後も楽しいカリキュラムを考えていこうと思います。みんなお疲れ様!

2011年6月15日

Rhyming

英単語を易しく覚える方法、というわけではないけれど、Rhyming word (韻。語尾の音が同じ単語。必ずしも語尾のスペリングが同じというわけではない。)を組み合わせて覚えさせると、子供は意外と忘れない。何度出てきても口から出てこなかった語、たとえばwhaleなんかも "rhyming with pail..." とヒントを出すと覚えていたりする。


これは5月に1-2年生のクラスで使った絵本。歌にしながら読めるので出てくる語彙含め全て暗記しやすく *お勧め*。 絵も可愛いので、随分前に買って今も大切にしているの本。

滞在中のイギリス人が歌って授業を進めてくれました。イギリス音は色々とアメリカ音とは色々と違うのですが、特にchair/bear/underwear  の語尾は、英米音の違いが顕著で分かり易いと思います。 気付いた子いるかな?

2011年4月27日

新4年クラス

よく「10歳の壁」と聞きますが、この時期にどんな英語に触れるかというのも大事かな~、と思ったりします。
ですので、公立小学校や他の英語教室で体験できない事を沢山経験させてあげたいな、と考えてます。

今月からのグループリーディング本に選んだのは Mo Willeums著の "My Friend is Sad"。
著者はセサミストリートの台本を書いていた人だけあって、彼の絵本はとても子供にとってとっつき易いようです。

単に字面を追うのでなく、最後の落ちがなぜ面白いのか、噴出しの "???"  は表情だけで表現するのか声に出すのか、出すとしたらどんな音で表すのか等、こちらの指示なく生徒が自発的に話し合っていました。



ペンパルからの手紙は、こちらから何の指示もしなかったのに皆自発的に日本語に訳してきてびっくり。
"hear from you." を実際に "音を聞く" わけでもないのに、お便りやメールなど文書でもらうという概念があるというのが面白い、と言ってる生徒もいました。こうして直訳するのでなく、英語の感覚というのを知っていってもらえるといいですね。ペンパル効果すごい!

2011年4月7日

Pen-Pal Communications

新4年生の生徒がアメリカの児童と文通を始めました。
自分自身、外に世界が広がらないと英語をやっててワクワク感に欠けるので、生徒にもできるだけ異文化に触れさせたいなと思ってました。 
先生の考え方や思いって知らない内に生徒に伝染するもんですね。
生徒がとても乗り気だったので、アメリカ人の知り合いに文通相手を探してるんだけど、と話したところ2つの学校とパイプができました。

ひとつはミシガン州の公立小学校。 先方にはESLの生徒(英語を第2言語とする移民や養子などの子)がクラス内にいる為、文通を通しての異文化理解や英作文という事が教育理念に合ったようで、
"This fits in with our goals!" と快く引き受けてくれました。
そして先日、snail mailが届く前に 一足先にe-mailと写真が届きました。
東洋系やアフリカ系いろいろで 私の方が「わー楽しい!」と思ってしまいまいた。

もう一校はテネシー州の私立学校。 クリスマス休暇、大雪と道路凍結による学校閉鎖、担当教員の緊急手術、となかなかスムーズにはいきませんでしたが。

文通するとはいえ、それ程作文力や英語力もない生徒たち。
先方のテネシーの私立校の方は、さすがです。ガイドラインやテーマを生徒に提示し、きちんとしたフォーマットで文書を書く事を奨励してきました。
こちらも毎回テキスト等に載っているような "What is your favorite food?"  などと書いていてもマンネリ化していまうだろうし、ガイドラインを設定するというアイデアをくれたのはありがたいです。
受け取った相手が喜んでくれて、且つ普通の日本を知ってくれたら、もっと 「日本ファン」が増えるかな。
今月は地図で日本を紹介しました。社会の教科書で産物や歴史的建造物を調べてたり、親戚が住んでいる町、自分が行った事のある町を紹介したり、生徒それぞれの「My Japan」を描いて送りました。